クラウドファンディングでバイオマス発電投資?

クラウドファンディングで募集しているクリーンエネルギーのファンドと言えば、太陽光発電所が多かったのですが、クリーンエネルギー投資中心のクラウドファンディング仲介業者のグリーンインフラレンディングでは、最近バイオマス発電の案件が増えているように感じます。


バイオマス発電って何?

バイオマス発電とは、家畜の糞尿、食品廃棄物などの有機ゴミを直接燃焼し、発生する熱を利用して蒸気でタービンを回し発電する仕組みです。

火力発電所の石油や石炭などの化石燃料が、バイオマス(有機物)にかわったものと考えればいい感じです。

実際にはバイオマス発電の主な燃料として使われているのは、木くずや間伐材(森林の育成のために間引いた木材)などの木質が多いようです。木くずなどは「木質ペレット」という小さい固形状の燃焼物に、間伐材などは粉砕して「木質チップ」等に加工することで、輸送しやすくするとともに燃焼効率を高め、エネルギー変換効率を高めているようです。

バイオマス発電がエコエネルギーとされているのは、カーボンニュートラルという考え方からきています。例えば、木材を燃焼させて発電した際に二酸化炭素(CO₂)が発生しますが、その二酸化炭素(CO₂)は、バイオマス発電の燃料となる樹木によって吸収されます。そして二酸化炭素を吸収して大きくなった樹木が、またバイオマス発電の燃料になるというサイクルになります。

つまり、余分な二酸化炭素が発生していないと考えることができるわけです。

クリーンエネルギー発電(再生可能エネルギー)には固定価格買取制度というものがあります。有名なのは太陽光発電ですが、実はバイオマス発電もこの制度の対象となっています。

ちなみに、固定価格買取制度とは、一定の再生可能エネルギーで発電させた電力を政府が決めた固定価格で買い取るという制度です。

この制度の買取価格ですが、太陽光発電で発電した電力の価格が年々低下しているのはニュースなどでも取り上げられているため、よく知られていることかと思います。

29年度の太陽光発電の買取価格は1kWあたり21円程度となっています。また30年、31年と年々価格が下落する予定になっています。

対して、バイオマス発電は、発電で使用する燃料にもよりますが、29年度は1kWあたり39円となっています。

さらに太陽光発電所と違い、30年、31年も同じ39円の予定になっています。

売電価格だけで比較をするならば、太陽光発電所よりもバイオマス発電所の方が高いという事です。

(発電所の建設コストや発電所の運営コストなどを比較すると、太陽光よりもコストがかかっていることは間違いなさそうですが。)

このバイオマス発電が太陽光発電よりも優れている点は、夜間でも発電可能というところです。

太陽光発電では天気や季節などによって発電量が変化してしまうという、エネルギー供給に不安定なところがあり一時問題になりました。

しかし、バイオマス発電所は、基本的には火力発電所ですから、天気や季節に発電量が左右されることはほとんどなく、安定した発電量で電力を供給できるというところで太陽光発電よりも優れていると言われています。

それともう一点、バイオマス発電で使用する燃料が木材であるという点です。つまり林業とのつながりが深いという事です。森林資源の循環機能など、林業にはお金を稼ぐ事業としてだけではない価値もあるわけですが、いまいち景気がいいと言える状況ではないようです。そんな林業に新しい事業の可能性を与えるという意味でもバイオマス発電が注目されているのかもしれません。

もしかすると、そういう利点から政府もバイオマス発電の電力買取価格を高めに設定しているのかもしれないですね。


グリーンインフラレンディングのバイオマス発電ローンの利回りは?

グリーンインフラレンディングは、クラウドファンディング業者の中でも分配金利回りが高い業者です。現在のところ10%以上は当たり前という感じです。

一番多い太陽光発電のメガソーラーローンファンドの利回りは、年12%ぐらいあります。(2017年7月現在)

そしてバイオマス発電ローンファンドの利回りも、年12%程度とメガソーラーローンファンドと同じぐらいになっています。

気になる点は、メガソーラーローンファンドよりも運用期間が長めに設定されているというところでしょうか?

運用期間が長い方が、長い間高い利回りで運用できるため有利という考え方もありますが、投資利回りの考え方からすれば、同じ利回りであれば、投資期間が長くなれば長くなるほど不利というのが通常の考え方です。(期間が長い分リスクが高いと考えられる。)

そう考えると、非常に微々たる話ではあるけれど、メガソーラーローンファンドよりもバイオマス発電ローンファンドの方が、リスクは若干上ということかもしれません。

ですが、それほど気になる違いではないのかもしれません。

太陽光だけではく、バイオマス発電も応援したいという人は投資を検討してみてもいいのかもしれません。


グリーンインフラレンディング

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