今、仮想通貨、とくにビットコインは間違いなくブームでしょう!
たった一年で、6倍ぐらいの上昇です。私が買ったビットコインも6倍近くの値段になっています。特に、仮想通貨法が施行された4月からは、まさにうなぎのぼり!
多くの人がビットコインに興味を持ち、ちょっと前までは、「ビットコインなんて怪しいとか」、「仮想のものに価値があるの?」なんて言っていたのに、最近では、「ビットコインを買うにはどうしたらいいの?」「いくらから買えるの?」なんて聞かれるようになってきました。
でも実は、ビットコインについては、あまり良く分かっていないところがありまして、今回改めてビットコインを勉強してみようと思い、この本を手に取りました。
この本の帯に、『これでわからなければ、ごめんなさい!』とまで書いてあったので、基本からわかりやすく説明してあるのを期待して読みました。
結論から言うと、「わかりやすい」と思いました。
ただ、投資という目線からのビットコインの捉え方はちょっと偏っているかなと思って読んだ方がいいかもしれませんね。
なぜなら、この本の著者はコインチェックという仮想通貨取引所の創業者の方が書いたものですから、投資家にはビットコインへの投資は儲かる物だと思ってもらって、沢山取引してほしいという意図もなくなないだろうと思うからです。
ビットコインがわかりにくいのは、ITという技術でできているためです。IT技術に詳しくない人には、なんのことだかさっぱりなことばかりです。正直言えば私もその辺のことはよくわかりません!
ビットコインに投資をしていて気になっている点は。
「ハードフォークとか言われているのは、一体何?ビットコインの発行量には限度があるらしいけど、それは絶対的なものなの?」
というところでした。
ビットコインは、金と同じように、有限な存在なため、その価値が担保されているというのが、ビットコイン投資を勧める人から良く聞く話です。
しかし、ちょっと前にハードフォークがどうとかで、暴落したことがありました。
その時の認識は、ビットコインのシステムを書き換えることで、ビットコインの総量とかを変更することもできてしまうのか?という認識でした。
もしそんなことができてしまうのだとしたら、ビットコインの価値を担保していると言われている総量の話はどこへいっちゃったの?
と不思議に思っていてました。
そういう疑問を持ってこの本を読めば、「あぁ、なるほどね」となんとなく理解できるものと思います。
結論から言ってしまえば、ハードフォークによってビットコインの総量を変更することは可能だそうです。ただ、いろんな人の利権に絡むところもあるので総量変更が望まれない場合がありそうだということと、総量を変更するとしてもブロックチェーンという技術では、分裂という形にしかできなかったりで、そう簡単なことでもなさそうだねという感じです。
詳しくはこの本を読むなりなんなりして勉強してみてください。
それと、この本を読んでいて新しく気になるところが出てきました。
マイニングという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、この本を読むまで、マイニングをしている人というのはビットコインを掘っている人というイメージでした。
ですが、本当は、ビットコインの取引を認証することをマイニングというみたいです。そしてビットコインの取引を認証する作業をした人に対して、報酬として新しいビットコインを手に入れられる、そんな感じらしいです。
ということは、すべてのビットコインが掘りつくされたらどうなってしまうのだろう。すでに8割近いビットコインが採掘されているらしいので、もうちょっとで終わってしまうのでは?という疑問です。
もしすべてのビットコインが採掘されてしまったら、マイニングをする人たちはどうするのだろう。もしいなくなってしまったら、ビットコイン取引の認証をする人がいなくなってしまうのでは?つまり取引が正常に行われなくなる?
なんて間違っているのかもしれないけど、ふと思う疑問です。
本書の中では、ビットコイン取引にかかる手数料をマイニングをする人に渡すようになるのかもしれないと書いていましたが、もしそうなると、手数料が格安というビットコインの大きなメリットが薄れてしまうことになるのか?
また、ビットコイン取引の手数料が高くなることで、ビットコインの価値が下がり、こんどは違う仮想通貨が仮想通貨の主役の座をビットコインから奪うような動きになってきたりするようになるのかな?
なんてことも考えてしまったり。
なんにせよ、まだまだ仮想通貨にはわからないことが多いようです。
これから、10年、20年と時をかけながら、徐々にその存在する意味を見つけていくという段階なのだろうなと改めて思いました。
10年、20年後、まだビットコインは価値を認められているのか、それとも消えているのか、はたまた仮想通貨というもの自体、不要な存在となっているのか、それとも、仮想通貨が一般的に受け入れられ社会になくてはならない存在となっているのか?
かなり昔のインターネットや携帯電話みたいな感じも受け、面白い存在であるという印象は変わりません。
そういえばポケベルは、一時期流行ったけれど、今は完全に消えましたね。
仮想通貨やビットコインがこれからどうなっていくのか、目が離せない感じがします。
個人的には、ポケベルではなく携帯やスマホのようになる気がして、かなり期待している感じです。
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