国内債券の投資信託は、インデックスが正解じゃない。格差の激しいパフォーマンス?

国内債券の投資信託

国内債券に投資をする投資信託。正直言って、地味で目立ちません。

ご存知の通り、リターンが小さいこともあり、見向きもされないことがほとんどです。

投資信託で債券に投資をするとなると、多くの場合、国内の債券ではなく、国外の世界の債券の中から比較検討されるものです。

国内の債券には、預金金利のようにリターンがないというイメージもあるのかもしれません。


国内債券の投資信託のデメリットとしてよく聞く話に、金利がほとんど0なのに、投資信託を運用するのにかかる信託報酬手数料は、年〇%と取られている。手数料分でマイナスのリターンになりかねないといったものです。

確かにその通り、投資信託が投資をしている債券(ポートフォリオ)の利回りが、0.1%なのに、信託報酬手数料が0.13%とかいうのでは、まったく割にありません。


しかし、国内債券の投資信託も、いろいろ調べてみれば、あんがい優秀なものも出てくるものだと思うこともあります。


国内の債券投資信託は、インデックスファンドから離れるべき?

国内の債券に投資をする投資信託を調べると面白いことに気づきます。

投資信託と言えば、インデックスファンドというのが、今では常識になっています。アクティブに運用するアクティブファンドよりも、平均値になるように、指標に連動するようにつくられたインデックスファンドの方がパフォーマンスが良い。

確かにその傾向はあるようで、そのことを否定する気はありません。


インデックスファンドの良さは、低コストで運用できるところです。

決してインデックスファンドの運用がうまいからではなく、機械的に平均値のベンチマークに合わせて運用するだけだから、対してコストがかからないという所に優位性があるわけです。

そもそもアクティブファンドのパフォーマンスが悪いのは、運用が下手だからではなく、コストが高いからというのが一番の理由だと思っています。


そんなインデックスファンドですが、国内債券の運用に関しては、全く当てはまっていないようで、国内債券のインデックスファンドよりも、アクティブ運用のファンドの方がパフォーマンスが良い傾向にあるようです。

たとえば、モーニングスターレーティンングでも高い評価を得ている、明治安田系の国内債券投資信託は、その投資信託が目安としているインデクスのパフォーマンスをかなり上回っているようです。

どうやら国内債券のアクティブファンドは、信託報酬手数料に負けず、インデックスを上回るリターンを上げているようです。


国内債券のインデックスファンドがうまく行っていない理由としては、日本の国債への投資割合が多いことがパフォーマンスを悪くしてしまっている原因であるように感じています。

アクティブ型の国内債券の投資信託の中で、パフォーマンスの良い部類のものは、ポートフォリオに入れる日本国債の割合が小さくなっているように感じます。

国内債券のインデックスと連動するようにとポートフォリオを作ってしまうと、どうしても日本国債への投資割合が増えてしまう。日本の債券市場にあるものの多くが、国債ということなのでしょう。

対して、パフォーマンスが良い国内債券の投資信託は、国債をできるだけ避けるようなポートフォリオであることが多いと思いました。

上場企業などが発行する社債、金融債、円建ての外債、その他様々な国債以外の債券を中心にポートフォリオを作っている。

その結果、インデックスよりもリターンが良くなり、パフォーマンスも良くなっている。


思うに、歪んだ市場でのインデックスというのは、インデックスとしての機能を有していないのかもしれない。平均値のつもりが、そもそもが歪んでいるため実は全然平均とは違うものになっている可能性がありそうです。

ご存知の通り、日本国債の市場は日銀の巨大な介入によって、歪んだ市場になっていることは間違いないと思っています。金利も価格も、日銀次第。市場としての役目はまったく機能していない。

イールドカーブのコントロールなんて、まさしく市場の機能を奪うような介入だと言えるでしょう。

対して、日銀の介入があまりされていない社債や金融債などの市場では、まだ市場としての機能が残っていて、これらの市場に関しては、まだインデックスとしても機能しているのかもしれない。

国内債券の投資は、国債をどう扱うかによって、パフォーマンスが大きく変わっているのかもしれない。ズバリ言ってしまえば、巨大ではあるけれど、既に歪みの中にある市場である日本国債への投資を控えることがパフォーマンスを上げるためには、効果的だということが考えられそうです。

何でもかんでもインデックスと考えるのではなく、そもそもが歪んだ市場からは少し離れることも必要であるという一つの例なのかもしれないと感じました。


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