『トレードで成功するための「聖杯」はポジションサイズ ――トム・バッソが教えるその理由とその方法(トム・バッソ)』

トレードを成功に導くもの?

株式などでトレード(短期売買など)を行う時に、一番初めに検討すること。

それは、「いつエントリーするのか?(いつ買うのか?もしくは売るのか?)」だと思っていませんか?

トレードを始める際に、多くの人が、「いつ買って、いつ売るのか」、をとても気にしています。

移動平均線?、ブレイクアウト?、フィボナッチ?

いろんな手法や指標を使ってトレードを行うことで、相場に勝つことが出来ると考えている。

しかし、実際のトレードでは、運、そして確率がものを言う。


この本では、序盤からとても重要な気付きを与えてくれます。

それは、エントリーのタイミングはあまり重要ではないという事。

エントリーのタイミングがランダムであっても、損切とポジションサイズを守ることをしていれば、トレードでリターンを得ることができるといっています。


ポジションサイズはとても重要。

トレードの練習をしていてよく耳にする話があります。

それは、実際にお金を賭けていないデモトレードや、シミュレーションでは、とても上手く行っていたのに、実際にお金を賭けてトレードを始めると、途端に上手く行かなくなるというもの。

なぜ実際にお金を賭けると上手くいかくなるのか。その大きな理由は、トレードに感情が入り込みやすくなるからです。


短期売買でも長期投資でも、トレードや投資で失敗をする原因のほとんどが、『感情』です。

判断に感情が入り込むほど、その判断は全然合理的なものではなくなってしまう。

デモトレードやシミュレーションの時にはない、身銭を切ることによって、感情が強く出てくることになる。

「損して悔しい。」、「損を取り返そうと思って焦る。」、「大きな含み益が出たことで自信過剰になる。」

身銭を切ってトレードをしている人ならば、誰もが経験したことがある感情だと思います。

そして、この感情がトレードをより難しくしてしまっている。


ポジションサイズを制御するという事の意味には、この『感情』が大きな意味を持っています。

ポジションサイズを大きくしすぎて、損失が大きくなったり、損をしている期間が長くなったりするようなことがあると、より強く感情が出てきやすくなってしまう。その結果より感情的なトレードをしてしまい、さらに大きな失敗につながりやすくなる。

ポジションサイズをコントロールしていれば、不安になったり、焦ったりといった気持ちを遠ざけることができる。冷静で合理的な判断につながってくる可能性が生まれるというわけです。


トレードで利益を得るために必要なのは、運、そして確率です。

その運をつかむためには、継続することがなによりも重要です。

自分が利益を手にするための運がいつ来るのかはわかりません。でも、継続していればいつか確率的にその運をつかむことになる時が来るというわけです。

そのトレードを継続するために必要な事。それが、感情を抑制し、損失を受けれ入れられるようにコントロール下に置くことがコツという事です。

だからこそ、ポジションサイズを考えることが、『トレードの聖杯となる』というわけですね。



0コメント

  • 1000 / 1000