野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になって米を買うべし

『野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になって米を買うべし』

これは相場の格言です。この格言では米を売買する米相場で話していますが、米相場も株式相場も、需給によって成り立っている以上同じものです。この格言は今は株式相場の格言としてよく使われています。

「相場は振子と一緒だ」という話があります。

一方向に行き過ぎた時、一度中央まで戻ってはくるが、中央を通り過ぎてこんどは反対側に行き過ぎる。そしてまた中央へ戻るが、すぐまた通り過ぎる。を繰り返しているという話です。

問題は、今振子のどこにいるのかが、振り子自身(投資家)にはわかっていないという点ですよね。

その行き過ぎた時というのが、この格言でいうところの「野も山も皆一面に弱気なら」ということでしょう。

しかも、この格言には「阿保になって」というおまけまでついています。

この「阿保になって」がまた重要です。「野も山も皆一面に弱気なら」の時は、自分自身も弱気になっているため、そこで買うことができないものです。

さらに、皆が弱気の時に「買ってやるぞ!」と発言すれば、「あの人はちょっと頭がおかしい」とか「人とずれている」といった感じで見られることだってあります。

なぜなら、周りの意見を聞かず、また誰とも歩調を合わせず行動することになるからです。

人間は団体行動を基本とする生き物なのに、それに真っ向から逆らうわけですから、まさに阿保にしかできないというわけです。

もしかすると、「今はそんなものに手を出してはいけないよ」「損するだけだから、やめた方がいい」と親切にそして真剣にアドバイスしてくれる人もいるかもしれません。というよりそういうアドバイスを何度か聞くこともあると思います。

それなのに、人の親切を無視して、危ない世界に特攻していく。ホント阿保としか言えません。

つまり、皆が弱気になっている相場で買い向かうためには、「阿保にならなくてはいけない」「阿保と思われても平気だ」とならなくてはいけないということです。「阿保になりきる」のも結構大変です。

だからこそ『「阿保になって」米を買うべし』なんですね。

似たような格言に『人の行く裏に道あり花の山』という言葉もあります。

言っていることはほとんど同じことですが、『阿保』という言葉がない分、『野も山も皆一面に弱気なら、阿呆になって米を買うべし』の方が、実際の取引の時には心にグッとくる格言になっているではないかなと個人的には考えています。

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

2コメント

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  • @初心者めーかーコメント及びフォローいただきましてありがとうございます。 こちらこそよろしくお願いいたします。
  • 初心者めーかー

    2017.04.04 15:17

    はじめまして。 突然のコメント失礼致します。初心者めーかーと申します。 フォロー頂きましてありがとうございました。 お役には立てないかもしれませんが宜しくお願い致します。