ファイナンシャルプランナー(FP)って何者?

最近ファイナンシャル・プランナーという存在の認知度が上がっているのを感じます。

ユーキャンなどの資格取得講座の人気ランキングでも、ファイナンシャル・プランナーは、だいたい上位に位置しています。

ファイナンシャル・プランナーとは、いったい何者なのでしょうか?

ファイナンシャル・プランナー(FP)って?

ファイナンシャル・プランナー、資格でいえば、AFP、CFP,FP技能士、などがあります。

ファイナンシャル・プランナーの発祥は、米国で、1920年ごろに生まれました。そして日本にその資格を輸入してきたのが国内のファイナンシャル・プランナー(FP)の始まりです。

つまりファイナンシャル・プランナーという名前は、米国でも通用する資格であるということです。そして今では世界中にファイナンシャル・プランナーという資格が広がっています。

また、ファイナンシャル・プランナーに似た言葉として、ライフ・プランナーやファイナンシャル・プランニング、ファイナンシャル・アドバイザーなどいろんな呼び方がありますが、ファイナンシャル・プランナーを名乗れるのは、米国発の資格であるAFP、CFPを取得している人だけとなっています。

ファイナンシャル・プランナーの特徴といえば、保険、税金、投資、相続、社会保障といったお金に関するあらゆることを勉強していることです。

そのようなところから、FPはお金のことに強い人と思われていますが、本来のファイナンシャル・プランナーは、ファイナンスをプランニングする人というのが役割です。

ファイナンシャル・プランナーという名前から想像すれば何となくわかるかと思います。

お金に関する不安や疑問を相談をする人がファイナンシャル・プランナーだと思われているようですが、本来は、お金に関するプランニング(設計書を作る)をしてこそファイナンシャル・プランナーだといえるのでしょう。

専門分野は専門家に?

FPは、浅い知識を幅広く持っているという特徴があります。逆に言えば、税金や保険などその道の専門家ほどには詳しくない可能性もあるということにもなります。

つまり専門的なことは、FPに聞くよりも専門家に直接聞いたほうのが早い。というわけです。

税金の悩みならばFPよりも税理士に相談。土地の問題なら不動産業者、保険のことなら保険会社というように、今自分の抱えている問題がどこにあるのかがわかれば、FPではなくその道の専門家のところに相談に行くのが最短なことは間違いありません。

専門分野のないファイナンシャル・プランナーに相談する意味とは?

確かに、それぞれの専門家に比べてFPはその分野に関しては知識も経験も足りません。それぞれの専門分野で比較したら、FPでは全然歯が立たないことでしょう。

しかし逆に、一つ一つは浅くても、いろんなことを幅広く知っているというのは、実はそれ自体が強みなんだなということがあります。

というのも、FP相談をしていてよくあるのが、相談者本人にとっては税金の悩みだと思って相談に来たのに、話を聞いているうちに「どうやらこの人は、税金のことで悩んでいるではなく、悩みの本質的なところは相続の問題からきているのではないか?」といったように、悩みと問題の根本的なところが食い違っているということが本当によくあります。

他にも、「資産運用の相談に来たということだけど、実際は老後の生活費のことで不安に感じていて、社会保障の年金のところから調べた方がいいのではないか?」

などなど、話を聞くうちに違うところから問題解決のアプローチをすることになるということが本当に多いと感じています。

つまり、相談者本人が何が問題なのかを良くわかっていないために、どの専門家に相談するのが一番いいのかを、うまく判断ができていない可能性があるわけなのです。

そんな時に、まんべんなく知識を持っているFPの意見が参考になることでしょう。

また、専門家と呼ばれる人たちは、その道に関しては非常に詳しく、様々な経験をして来ているかと思いますが、その道に特化しすぎているために、その他の分野がおろそかであることも多いです。

例えば、税理士が節税の相談すれば、納税額を少なくするための的確なアドバイスがもらえるかと思いますが、例えば資産運用の視点から見ると下手に節税をすることで、かえって運用効率を悪くすることだってあります。

節税には詳しいけれど資産運用についてはほとんど知識も経験もないような税理士に投資の相談をした場合、このような問題に気が付かなかったり、知らなかったりすることがほとんどです。

そしてさらに言えば、資産運用の視点から見たら最悪な方法でも、節税という視点から見れば十二分な効果を発揮する方法であるために、その税理士が「自分は完ぺきな仕事をした」と考えてしまうこともあるかもしれません。

つまりトータルで見て最善の方法はと考えた場合に、バランスが良い方法かどうかは専門家では判断できないときもあるということです。

そんな時に、たとえ一つ一つの分野に関しては浅かったりしても幅広い知識を持ち、幅広い視点で問題を考えられるファイナンシャル・プランナーの方が、バランスの良い回答を探し出せるところもあるのではないかと考えています。


ファイナンシャル・プランナーは町医者のように利用する?

病院で診てもらう時は、まずは、どこが悪いのか?から入るかと思います。

例えば、鼻水が出るが、これは風邪なのか、花粉症なのか?

そして、風邪だったら内科の先生、花粉症なら耳鼻科の先生。といった感じになって来るかと思います。

FPも同じような感じだと思います。

まずはとりあえず、FPに相談し、その相談内容に応じて専門家の先生を紹介してもらう。

例えば、相続の話で、とにかく手続きを済ました方がいいという話であれば行政書士や司法書士。どちらかというと税金の話から先に解決したほうが良さそうだとなれば税理士。

といった感じで、どの専門家を使って、どういうところから解決していくのかを示してくれる。そんなイメージで良いのではないかと思っています。

FPというと、お金の専門家というイメージが強いですが、実際はそうではなく、「ファイナンシャル・プラン」の作成が仕事です。だから「ファイナンシャル・プランナー」なのです。

ファイナンシャル・プラン。つまりお金に関する、予定、計画を考える人です。ただお金に関する予定や計画を立てるにあたっては、年金、社会保障、税金、保険、金融、不動産と様々なことを知っていないと計画は立てられません。

だから、一つの分野を掘り下げるのではなく幅広く勉強する必要があるわけなのです。そして、その計画の実行部隊として、専門家と呼ばれる人たちが登場して来る。

FPとの付き合い方は、そんな感じがいいのかもしれません。


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