高金利通貨のトルコリラ。
トルコの通貨トルコリラと言えば、以前から高金利通貨として有名です。
2021年9月時点でのトルコの政策金利は年19%。日本にいる感覚とは、別次元の高金利です。
年利19%というと、元本が値動きしないと仮定した場合には、複利で運用すると約5年で2倍を軽く超えてくることになります。さらに言えば、10年後には4倍を超えてくる計算になってきます。
「こんなに高金利の投資先、投資しない方がおかしいのでは?」
実は、そうとも言えないのが、通貨への投資です。
通貨の価値というのは、インフレ(物価上昇)の影響をもろに受けます。そしてトルコは、今高いインフレに悩まされていると言われています。
インフレは、通貨の価値を下落させるため、トルコリラの価値は年々下落する傾向が続いています。
金利がついて5年で倍になったとしても、5年でトルコリラの価値が半分になったら、高金利も意味がないってわけです。
トルコリラ投資、過去に失敗の経験あり?
昔から高金利の通貨だったこともあり、高金利狙いで、過去にトルコリラへ投資したことがあります。
FXを使って、スワップポイントを稼ぎながらコツコツと、と思っていたのですが。
結果は、スワップポイント以上の価格の下落(対円)に耐え切れなくて失敗。高金利通貨であっても、結局は値動きが大きくて、スワップポイントなんて軽く吹き飛んでしまうということを痛いほど実感しました。
当時もトルコリラのスワップポイントは、10%近くありましたが、最近ではその10%を軽く超えてきています。
ここまで金利が上がってきたとなると、トルコリラに対してまた興味が湧いてきてしまいます。
FXでトルコリラに挑戦。
外貨投資をするなら、外貨MMFも良いけれど、やっぱりFXが一番あっているように思っています。
投資や資産運用の一番の問題点と言えば、コストです。
外貨投資をする際にかかるコストは、FXが一番安い。同じ外貨投資の外貨預金や外貨建て保険はコストが高くて、そもそも投資にならないほど。
さらにFXには、低コストで投資ができる以外に、レバレッジもかけられるので資金効率もいいというメリットもある。
実は、FXと聞くと「危ない投資先」というイメージがあるようですが、レバレッジのコントロールさえちゃんと出来れば、外貨預金などよりずっといい運用が出来ます。
実際、低レバレッジでしか取引できないような仕組みを組み込んだFX会社も増えてきています。
外貨預金のようにFXを使うというのは、結構よくある手法になってきています。
FXで低いレバレッジにコントロールして、コツコツ長期投資したとして、もし仮にトルコリラの下落率が今後おさまって、最低でも一定の水準を死守してくれたら、大きなリターンとなることも期待できます。
もしかすると、このトルコリラという投資先は、この超低金利時代で低利回りのなかなかいい投資先が見つからない時代に、ちょっとスパイスの効いた良い投資先になる可能性があるのかもしれない。
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