NYダウが、いままで2万ドル手前で失速気味だったのですが、ついに突破しました。
もしかすると、この勢いでさらに上に行くのでは?なんて感じも受けます。
しかし、上昇相場の続いている期間を考えると、どうしても不安感がぬぐえないところもあります。
そろそろ下落相場に入るのではと考えて、下落に対するポジションを取ったりもしていましたが、損失を大きくするだけかもしれないという雰囲気も出てきた感じもあり、少し考えを改めないといけないのかもしれません。
やはり、相場を予想しようとする行為は、あまり賢明なことではないようです。
そもそも投資家とは、相場を予測して取引をしているというイメージがあるかと思います。
そして、相場の予想のうまい人が投資家として成功しているのでは?というのが一般的なイメージなのではないでしょうか?
しかし、実際はそうでもないことが多いものです。
意外と、成功している投資家ほど、相場の予測はできないものと考えていたりします。
では、なぜ相場予測ができないのに、投資で成功できるのかというと、ほとんどの投資家は、自分の勝ちパターンを持っているというのが大きな理由です。
相場を予想するのではなく、相場に合わせてどういう行動を取ればリスクを軽減できるのか、どこで勝負を掛ければ勝てるのか、というパターンを身につけているということです。
どんな投資家でも、失敗を繰り返しています。あのウォーレン・バフェットも100発100中で勝ってきたわけではありません。
そして勝ちパターンを持つことの例として、野球に例えてこんなことも言っています。
「好きな球が来るまでいつまででも待つことができる。そして野手が眠ってしまったのを見計らってから球を打つこともできる」
つまり、自分にとって絶好球が来るまでいつまででも待つ。それがストライクゾーンだっとしても、絶好球でなければ手を出す必要がないのが投資だということです。
しかし、実践の場では、そこまでうまくいくものでもないのも事実です。これはあくまで心構えの話です。
そこで、投資で成功するために必要になるものが、失敗しても、一時的に負けても、いずれ必ず勝てると信じている投資戦略と戦術を持っていて、それをどんな逆風の時でも実行し続けられる忍耐力です。
つまり、今回のNYダウの2万ドル突破で、私は予測を外したわけですが、それもある程度織り込んで考えていたところもあり、それが今後に大きく響くような失敗だと考えているわけでもありません。
間違えたら修正すればいいということです。
そして、間違えた時に修正が効かないような失敗をしないように気を付けてやっているつもりです。
投資に、相場を予測できるような、非常に優秀な頭脳とか、人の先を行くような先見の明だとかは、ほとんど必要ではなく、むしろどうやったら勝てるのかを学ぶことの方が重要です。
そして、その勝てると信じる方法を、自分自身が信じてやり続けられる根気です。
言葉にしてみるととても簡単なことだと思うかもしれません。
ですが、これがなかなかできることではないからこそ、投資で稼いでいる人が少ないのかもしれません。
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