投資を始めるタイミングっていつがいいの?

「もうだいぶ株価が上がっているみたいだから、下落するのを待ってから買った方がいいのかな?」「株価が下落中だから、もっと下落するかもしれないし、もう少し様子を見よう」と考えているうちに時間が過ぎてしまい、なかなか投資を始めることができないなんてことありませんか?

結論から言えば、投資は少しでも早く始めた方がいいです。つまり始めようかなと思った時が投資を始めるいいタイミングだということです。


投資をするタイミング

投資とは、「安く買って高く売る」ことです。つまり、安いときに買う方がいいのは間違いありません。しかし、安いときがいつなのかはわからないものです。

相場が下落していると、もっと下がるのではないかという恐怖心から中々投資に踏み切れなくなります。逆に、下落が止まり、上昇が始まると、投資するタイミングを逃したという気持ちになり、元値に戻るまで待ちたくなるのもです。そうすると今度は「押し目待ちに押し目なし」となり、なかなか下がってきません。

結局のところ、投資でタイミングを待つ行為は、いつまでたっても投資できずに終わることが多いものです。

投資で一番必要なものは、技術やノウハウではなく、勇気と忍耐です。

意外かもしれませんが、精神的なものが一番影響してきます。そして投資に関する精神的なものを鍛えるには、経験と、経験に裏付けされた知恵と知識になってきます。

投資でタイミングを計れるような投資力を身につけるには、経験を積むことが必要です。本などで知識を得ても、経験しなければその知識は知恵として活用できないものだと感じています。

つまり、これから投資を始めようとしているような投資未経験者が、投資に関するタイミングを計ろうということ自体に無理があるのではないかと思います。

投資を始めようと思うのであれば、まずは経験を積むため、勉強料だと思って、タイミングなんて気にせず飛び込むことが必要です。経験する年月が長くなれば長くなるほど、どんどん投資力が高まっていきます。市場のいい時と悪いときを一通り経験するためには、最低でも10年はかかります。人生全てをかけても数回しか経験できません。

結局のところ、投資を始めるタイミングは、早ければ早いほどいいということです。


最初の一歩が怖いなら

最初に買う投資は、勉強料です。失敗するものだけど、そのお金で、後々お金を増やすことにつながる貴重な経験ができると考えたほうがいいと思います。

ありがたいことに、今はこの勉強料が安く済みます。投資信託などでは、数千円から購入することもできます。

しかし、人はお金を多く払うとその分の見返りが欲しいと思うところがあるので、数千円と言わず、沢山のお金を入れた方が、投資に対して本気で取組むところがあります。つまり、情報収集や勉強にかける本気度が違うため、その後の学習力は大きく違ってくることがあるのも覚えておくといいかと思います。


やっぱり誰かに相談したいんだけど

金融機関に相談しに行くというのが一般的かな?と思います。しかし、金融機関は投資商品を売ることで利益を得ているところがあるため、いい商品だからという理由では売っていない所もあります。

とある元証券会社の営業員が、「証券会社の人間は、投資のプロではなく、投資商品を売るプロです」なんてことを言っていました。これは、おそらく証券会社に限らず銀行や保険代理店なども同じことです。

金融機関ではないファイナンシャルプランナーに相談するという人も出てきていますが、ファイナンシャルプランナーにもいろんな人がいて、専門分野が分かれています。ファイナンシャルプランナーだから投資の知識があるのかというとそうでもないところもあります。

確かに、教科書的な知識は有しているのかもしれません。ですが、その相談しようとしてるファイナンシャルプランナーは投資でどれほど成功しているのでしょうか?中には全く投資をしていないなんて人もいます。繰り返しになりますが、投資に必要なのは勇気と忍耐。そしてそれを鍛えるためには経験と知恵です。つまり、投資を経験してきていない人が教科書的なことを話しても、それでうまくいくとは言い切れません。

こうなると、誰に相談したらいいのかわかないってことになってしまいますが、結局身近なところで、投資で儲けたという人がいないか探して、その人から話を聞く方がいいってことになります。つまり投資のことは、投資のプロ?である投資家に聞いた方が間違いなさそうです。

しかし、「日本で投資で儲けたなんて人、ほとんど見かけないよ」なんて声も聞こえてきそうです。

投資を疑似的に経験する

本を読むことはいいことだと思います。投資家が、いつどんな時に、どんなことを考えて、どんなことをしてきたかを疑似的に経験できます。疑似的とは言え、投資家の体験談を知っていることで、似たような状況になったときに、もしかしてと気づくきっかけになったりすることもあります。

しかし、書店には良書だけが置いてあるわけでもないところが残念なところです。書店や出版社も本を売ることが目的ですから、売れそうな本を置いています。個人的には良書だと思える本は、10冊に1冊あるかどうかだと感じています。

ピンポイントに良書を探すとしたら、日本人が書いた本よりも海外の方の本の方がいい気がします。米国は投資先進国です。有名な投資家などがたくさんいるし、そういった方の本がたくさんあります。


教科書的な回答をあえてするのであれば

投資は、人の心に大きく影響されるため、投資方法には性格が出ます。じっくり待つのが得意で、多少の損失でも我慢できる人。少しでも損失が出たら我慢できない人。じっとしていられずとにかく動きたい人。一つのことに打ち込む人。いろんなところに手を広げる人。などなど。

投資でうまくいくためには、自分の性格を知り、そのうえで最も効果的だと思う方法を見つけることが必要です。

つまり、投資とは人それぞれで、正解はないと言えるのかもしれません。

それでも、あえて教科書的なことを言えば。

最初は、インデックスファンドから始めてみるといいのかなと思います。

特に、日経平均225やNYダウに連動するファンドです。これら日経平均225やNYダウは株価指数と呼ばれ、日本や米国の株式市場の状態を把握する指標となるものです。

なぜこの2つを選んだかというと、ニュースや新聞などでいつも取り上げられているからです。どういう時に上昇し、どういう時に下落するのかが、ニュースを負うだけでなんとなくわかってきます。

また、両方とも株式の指標なので、値動きが大きいため、上下どっちの方向に、どのくらい動いたとき、自分はどう感じるのか、という心理的な部分も見えやすいと思います。(この心の感情変化はプロスペクト理論として科学的にも説明がされています。)

投資の勉強をするにあたって、情報が豊富で、そこそこにリスクがあり、少額から始められ、全額失うことはまずない、これほど使いやすいものはないのではと思います。

投資のタイミングを計るような本格的な投資をするならば、リスクを知り、自分の感情変化を理解し、感情に振り回されないだけの知識と経験を得てからにするべきだと考えます。

田仲幹生

投資会社、FP会社 ㈱あせっとびるだーず 代表取締役

投資、資産運用のスクールを運営。
資産運用、ファイナンシャルプランニングの相談などを行う独立系のファイナンシャルプランナー。

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