『「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー習慣(首藤 由之)』

人生は計算できる?

本書の中で何度か登場する、「人生は計算できる」という言葉。

人生を計算しようなんて発想自体、なかなかないものですが、実際に人生というのはお金を基準として計算することができてしまう。

私たちの人生は、お金と密接に関係しているということを改めて認識させられる言葉です。


「あなたの人生の値段は、いくらだと思いますか?」

この言葉を単純に計算するとしたら、人生で手にする総収入金額という事になります。

お金というのは、価値のものさし。

お金に価値があるのではなく、価値を測る基準としてお金があるというのは、お金のことをよくわかっている人の、お金の考え方のようです。

つまり、期待できる生涯収入というのは、私たちの人生の価値という理屈です。

「自分の人生をそんな簡単に考えないでくれ。」

という意見もありそうですが、誰にでもわかる価値基準として、これほどわかりやすいものはないのではないでしょうか?


そう考えると、一般的な人生の値段は?

一般的なサラリーマンの生涯年収は、約2億5,000万円だそうです。

そのうち生きていくのに必要な基本生活費が、約1億9,000万円ぐらい。

そして差額の6,000万円が自由に使えるお金として残るらしい。


そう考えると、お金の使い方は、ちゃんと考えなければいけない。

自分の人生の6,000万円をただの無駄遣いで終わらせたくはないものです。


習慣化で「貯まる人」「殖える人」に。

「貯まる人」、「殖える人」になるためには、習慣化が一番。

「貯まる習慣」ができれば、人生の自由に使えるお金が増える。

「殖える習慣」ができれば、収入が増えて、人生の値段が上がる。


習慣化というのは、一度身につければ、とても簡単なものですが、身につくまでがとてつもなく大変なものです。

ダイエットの方法は、常に新しいものが考えられ、本当に沢山のものがある。

しかし、方法がいくらあったって、実際にダイエットに成功した人はそれほど多くない。

マネー習慣も同じようなものだと言います。

「貯めたい」「増やしたい」と思う人のための方法は、それこそたくさんある。

でも、実際に実行できる人は、ダイエットと同じでとても少ない。

その違いは、習慣化にあるのかもしれません。


本質を知るのは難しい?

この本を読んだ印象として、説明が上手だなと思いました。

この本で説明しようとしていることは、人生とお金の関係の本質的なものなのでしょう。

しかし、その本質的なものって、案外伝わりにくい。

言っていることは難しくないのに、それを感覚的に捉えらるのは、本質的なものであるからこそかえって難しくなってしまう。

数々の偉人たちの名言を聞いても、本当に心にしみると感じる人は、それほど多くないのと似ています。

とてもシンプル過ぎる言葉であるが上に、底が見えない。

「生きるために食べよ、食べるために生きるな」

賢人ソクラテスの名言と言われていますが、シンプルでありながらとても深いです。

そんな難しい話を、うまく伝えようとしている。

その伝え方が、上手だなという印象を持ちました。

人生とお金について、改めて考えてみたいという方に合っている本なのかもしれませんね。


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