少額から不動産に投資することが可能で、ある程度安定した分配金も望めるメリットをもつ、リート投資。
そのリート投資の基本を抑え、資産運用を始めよう!
リートといえば、なんといっても分配金!
リートで運用するときの中心にあるのは、なんといっても分配金です。
分配金利回りを確認しながら投資をするというのが、リート投資の基本になってきます。
つまりは、分配金利回りが高いほど投資メリットがあり、できるだけ利回りが高いものから順に投資を検討していくというのが、リートに投資をする時の基本スタンスになってきます。
リートの分配金は、リートが保有している不動産の賃貸料などからきているため、企業に投資をする株式投資よりも、分配金の金額が安定する傾向にあります。
分配金という視点から見ると、リートは、株式よりも債券に近いイメージです。
そのため、リートは、株式投資と債券投資の中間に位置すると考えられ、ミドルリスク・ミドルリターンなどと言われたりしています。
リートでの資産運用は、分配金を目的に投資を行い。
受取った分配金を再投資し、資産額の増加と、分配金の増加を狙うというのが、基本戦略になってきます。
《リート投資の戦略モデル》
リートへ投資 100万円 分配利回り5%
⇨ 分配金(年間) 50,000円
⇨ 分配金の50,000円を再投資し、総投資額 105万円
⇨ リート価格が変動していないと仮定すると、分配金は105万円の5%で、52,500円になる。
⇨ また再投資して、総投資額は110.25万円
⇨ 分配金利回り5%で、分配金は、55,125円
再投資を繰り返しながら、総資産と分配金額が増えていく。
リート運用の考え方。
リートには、住居系、商業系、オフィス系、物流系、ホテル系など投資する物件に特徴をもたせた銘柄が多くなっています。
また、それらを複合的に組み合わせた、総合系といった銘柄もあります。
商業系やホテル系は、景気動向の影響を大きく受けますが、賃料が上昇する期待もある銘柄だと言えます。
たいして、住居系や物流系は、商業系等と比べて家賃の増加はあまり望めませんが、賃貸需要が安定しているというメリットがあります。
どちらが良いのかという話に良くなりがちですが、実際のところ、その話はそれほど問題ではないと思っています。
リートは、株式と同じ株式市場に上場しているため、株価のように世間の期待度の大小によって価格が大きく変動しています。
つまり、期待度が小さい銘柄は安く取引され。
期待度が大きい銘柄は、高く取引されているという事です。
リート投資で重要な事は、高い分配金を受け取り、再投資し、さらに分配金を増やしていくことです。
株式投資の配当金のように年々増えるという増配があまり期待できないため、できるだけ分配金利回りの高い銘柄に目をつけ投資をしていくことがポイントであると考えています。
つまりは、リートの価格が安くなっている銘柄(割安な銘柄に投資)を中心に投資を考えていき、それらの銘柄に分散して投資をしていれば、特に銘柄選別に必要以上に気を配る必要もないように感じています。
ただ、あえて条件を上げるとするならば、財務内容などの安定性と、分配金額の維持は、とても重要なことなので、スポンサーや財務資料、利益超過分配でない、などをチェックするのも悪くないかもしれません。
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