ファイナンシャル・プランナー タナカ


独立系のFP会社あせっとびるだーずで資産運用の講座と相談を行っています。

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㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け、今では投資に魅了され、会社を設立して

記事一覧(627)

不動産投資は資金戦略が鍵?『“丁字戦法"でめざせ10年後の経済的自由(田島 浩作)』

丁字戦法ってなに?本書のタイトルにもある丁字戦法って?丁字戦法とは、不動産投資でつかわれる言葉ではなく、日露戦争の日本海海戦で日本海軍がとった戦法のことを言っています。味方艦隊の主砲を敵の先頭艦に集中することで、1隻ずつ確実に撃沈させていった戦法のことです。本書で言うところの不動産投資の丁字戦法とは、一物件づつ確実にローンを返済し、無借金状態にしていく作戦のことを言っています。不動産投資は、無借金状態の物件が増えれば増えるほど、有利になっていきます。不動産投資は、「借り入れをしてなんぼ」と思われがちです。ですが、最終的には、借り入れなんてないほうが良いってことです。借り入れは、債務。返済するという責任を追うこと。不動産投資で収入を増やしてサラリーマンをやめて経済的に自由になろうと思っていたのに、借金ばかり増えて、気がつけば銀行に返済しなければという責任が重く残って、結局経済的自由というほどのんきにしていられないこともある。言われてみれば、そのとおり。著者が、バブル崩壊時の不動産業界を見てきたというだけあって、借り入れというものへの考え方には本質的なものを感じました。本書の内容は、基本営業?本書は、日本財託という区分所有の都内の中古ワンルームマンションを扱っている不動産会社から出ている本です。なので、基本的には営業のための本という感じがする本になっています。悪いことはあまり書かず、いい面だけを見せて、不動産投資をはじめたいと思わせるような話にまとまっています。本書を読むと、投資をするにあたって、一番気にするお金というところでの不安感をなくすような話がほとんどです。その結果、「このやり方ならやれるんじゃないか?」と思わせるような印象になっていると感じました。しかし、現実の不動産投資は、事業だと思っています。不動産投資は、お金をやりくりするだけではなく、マンションという現物があるために、修繕費や管理といった他にも様々な疑問点や問題点がでてくるものです。つまりは、まだ表面に現れていない、知らないリスクがたくさんあるということを知らなければいけません。ただ、こればかりは、実際に初めて見ないとわからないものです。「それでもやってみたい。」と思える人でなければ、やはりやるべきではないのかもしれない。頭金なしで不動産投資なんて話もあったけれど、やはり数百万円のお金を使うという覚悟を持つためにも、頭金は必要な気がします。不動産投資に興味のあるけれど、最初の一歩が踏み出せないという方は読んでみると良いのかもしれません。内容はともかく、少なくとも「よし!やってみよう。」という気持ちにさせるものはある気がします。

『リバモア流投機術 PanRolling Library(ジェシー・ローリストン・ リバモア)』

投機家として有名なリバモア投資家ではなく投機家、まるでギャンブラーのようにマーケットで生きてきた人、相場師。ウォール街のグレー卜ベアとも呼ばれ世界恐慌の引き金となった株価の大暴落時に、大量の売りポジションを持ち大金を稼いだ人としても有名なリバモア。その人生は波乱万丈。何度も破産し、そしてその度に復活してきたというとんでもない人です。名前は聞いたことがあったけど、あまり自分の投資には関係ないだろうと思って、今まで読んだことはなかったのですが、最近気になって読みました。投機家というと、無謀な挑戦ばかりしている人と勘違いされるかもしれません。しかし、リバモアの投機はルールにしたがって行動する、規律ある戦略に従っていたと言われています。相場を科学し、勝てるルールを見つけ、投資をした。数学者であり投資家のジェームズ・シモンズたちの投資と着眼点は、たいして変わりません。そう考えると、投資家と投機家で一体何が違うのかよくわかりません。「投資は良くて投機はだめ」という話をよく聞くけれど、よくよく考えれば、投資と投機をどう分けるのか、一体何が言いたいのかよくわからない話だなと思ってしまいます。リバモアもトレンドフォローが基本だった。リバモアの投資戦略も、トレンドフォローが基本になっていたということが、本書を読むとよくわかります。「マーケットが動くのを待ち、観察する。判断を下すためのしっかりとした基準を持つことが肝要なのである。」といった言葉に、トレンドフォローとしての重要な意味が感じられます。投機家としてだけでなく、投資家としても大切なことだと思います。投資をしていると、自分の考えに固執して失敗することが多々あるものです。だから、自分の意見や考えよりも、マーケットを観察することが意味を持つ。そして、マーケットにしたがって行動を決める。トレンドフォローという投資戦略は、トレーダーと呼ばれる人たちの間でよく使われている戦略です。マーケットにあるトレンドを探し、トレンドに乗ったら、相場が反転するまで持ち続ける。このトレンドと呼ばれるマーケットの習性は、架空のものではなく本当にあるらしいことを、最近さまざまな本を読んできてわかってきた。

新しい投資の形、SBI証券でセキュリティー・トークン(ST)の取り扱いが始まる⁉

セキュリティー・トークン(ST)ってなんだ?これまた新しいもの好きを刺激するものが登場してきました。セキュリティー・トークン(ST)。ネット証券最大手のSBI証券が取り扱いを始めたという事で、なんとも気になる存在です。セキュリティー・トークンとは、ビットコインなどで利用されているブロックチェーンの技術を使った有価証券、つまりデジタル有価証券なのだそうです。ブロックチェーン技術をつかった通貨として登場したビットコインは、取引の都度その記録が残る仕組みになっていて、改ざんなど不正ができないようになっています。「不正ができない?でもコインチェックという業者で問題が起こったのでは?」確かに、ビットコインなど暗号資産をめぐる事件が一時期いろんなところで起きました。しかし、この問題は、ブロックチェーン技術に問題があったというよりも、コインチェックなど業者側の管理の問題でした。ブロックチェーン技術自体の有用性はまだ残っていて、この技術を利用して不動産登記などにも応用しようという話もありました。不動産登記に応用しようと考えられるということは、有価証券にも応用できる。というわけです。そこで登場したのが、セキュリティー・トークン(ST)という新しい投資の形というわけです。セキュリティー・トークンをつかった資金調達セキュリティー・トークンを使った資金調達、それがSTO(セキュリティートークンオファリング)。今回SBI証券が始めたのは、このSTO取引です。STを発行して投資家に買ってもらい資金を調達する。つまり、今の株式や債券と考え方は一緒なわけです。株式だったら株券、債券だった債券という券面が昔はありましたが、今ではほふり(証券保管振替機構)で一括管理になっています。そして、紙媒体の券面の発行も不要になり、今では株式や債券を保有しても手元にはなにもありません。STとは、今ほふりが管理しているものをブロックチェーン技術で管理しようというものといえます。ブロックチェーン技術をつかって管理にすることで、今まで一極集中だった有価証券の管理を分散型という新しい管理にかわる。もしかすると時代は、そっちの流れにあるのかもしれません。ST投資って?結局、投資家にとってのST投資は、今までの株式投資や債券投資とそれほど大きく変わるものではないということになりそうです。ビットコインのようにそのもの自体が値上がりするという類のものではなく、STの後ろには、現物資産や実際の資産として価値の裏付けが存在し、その価値を元に取引されるというものになりそうです。バブルとなれば、STというだけで買われることもあるかもしれませんが、基本的には「株式を買うなら、企業を見ろ」みたいなものになると思われます。なんにせよ、ST投資には新しい時代を感じさせるものがあると感じています。今後の需要次第になるかもしれませんが、成長していく可能性は十分にあるのではないでしょうか?願わくば、ソーシャルレンディングのような、お金があつまったところで突然消えるみたいな問題をおこさず、健全に運営されてほしいなと思うところです。

『最も賢い億万長者〈上〉 数学者シモンズはいかにしてマーケットを解読したか(グレゴリー・ザッカーマン)』

バフェットを凌ぐ驚異のリターン。投資の神様といえば、ウォーレン・バフェット。バフェットは、株式投資で世界トップクラスの資産家なり、2020年でその資産は9兆円を有に超える額になっていると言われています。まさに株式投資界の夢の人です。そんなバフェットの投資リターンは、年間20%ちょっとと言われていますが、本書で取り上げられているジェームズ・シモンズは、なんと年40%近いリターンを上げていると言われています。まさに驚異の成績です。年間40%近いという驚異の成績をどうやって成しているのか、どんな投資を行っているのか、みんなが知りたいと考えるところなのですが、ジェームズ・シモンズは秘密主義と言われ、その詳細は一切公開されることはなかった。そのシモンズについての本が出た。投資を学んでいる人なら絶対知りたいと思うことでしょう。ジェームズ・シモンズジェームズ・シモンズといえば、数学者としても有名で、シモンズの運営しているヘッジファンドも、数学的なアプローチで運用されているということは前から言われていました。シモンズのヘッジファンドのメンバーは、金融業界の人や経済学者を入れることはせず、数学者や物理学者、暗号解読者などで構成されていると言われています。こういう点でも、シモンズの考え方は異端だったわけです。数学者が運営するヘッジファンドといえば、エドワード・ソープを思い出します。ソープはギャンブルの世界に数学を取り入れ、カジノなどを出し抜いて大金を稼ぎ、そしてその後金融の世界に挑戦した数学者でした。彼のヘッジファンドも、シモンズと似たようなアプローチで、数学を元に金融市場に挑戦していました。本書の中でも、度々ソープの名前が出てくることからも、やはりシモンズとは近いところに居たんだなと感じます。ソープも場合も、本書と同じように、その投資家としての人生が本になっています。

市場は物理法則で動く 経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?

これが、市場の本当の姿?「市場均衡」「効率的市場仮説」、これまで当たり前のように言われてきたことです。今ある金融商品も、これらの考え方を元に設計されているものが多いように感じます。投資信託や分散投資がまさしくそうです。最近話題になっている「ロボアドバイザー」なんかもそうかもしれません。しかし、「市場均衡」「効率的市場仮説」これらの考え方には落とし穴があると、この本は教えてくれます。確かに、「市場均衡」や「効率的市場仮説」の考え方は理にかなっているように感じますが、どこか違うと、自分で投資をし運用をしていて、そう感じていました。この本を読み終わったとき、その疑問をすうっと解決してくれた。そんな感覚を受けました。「市場とはどんなところなのか?」「どんな力が働いているのか?」それを理解するのに、これほど役に立つと感じた本はそうそうありません。何よりも、この本で説明されていることは、よく話に出てくる「市場均衡」や「効率的市場仮説」の考えかたよりも、自分の感じている相場の感覚と非常にマッチした。そこが大きかったです。まずは、効率的市場仮説を疑えということです。バブルって何なのか?株式投資などをしている人からしたら、市場が常に正しい価格を提示している「効率的なもの」なのだとしたら、「なぜバブルが起こり、そしてその崩壊を何度も繰り返しているのか?」と疑問に感じるものです。経済学では、市場は「見えざる手」によって歪んだものは必ず正されている。つまり、市場では常に正しい答えを導いているという考え方でできています。いわゆる「市場均衡」です。ですが、実際の市場では、上に行ったり下に行ったりを繰り返していて、もっといえばとても適正な価格だととは感覚的に理解できないことも起きるなど、常に正しい回答を導き出しているとは言えないのではないだろうかと思うものです。市場の持つ効率性とは、あらゆる情報を瞬時に取り入れる「効率性」であって、「常に正しい価格を提示している」という意味での「効率性」ではないということです。わかりにくい言い方かもしれませんが、株式市場は情報を瞬時に反映させる効率性は高いが、その情報を正しく理解し、正しい価格を示しているかどうかは、また別の問題だということです。その理由としては「正のフィードバック」が一つ挙げられるとのことでした。「正のフィードバック」とは、ある行動が、他のところに影響を及ぼし、またその影響が他のところに影響を与えるといったものです。いわゆる「バタフライ効果」と呼ばれるものがイメージに近いかと思います。株式市場に例えるならば、「値上がりすれば、それを見てさらに値上りし、また値を下げないものだからさらに買いたい人が現れさらに値上がりする」といった動きをすることです。はたして、こうやってできた株価は正しい価格なのでしょうか?また、この話からは、株式市場は予測不可能ということも説明できます。ある人がかなり正確な予測をできたとすれば、その予測をもとに取引する人が現れ、さらにその予測をもとに取引する人を予測して取引する人も出てくるといった話になります。こうなると、最初に予測できたある人の予測は当たらなくなってくると考えられます。株式市場にはこういうことが十分に起こりうることを考えれば、最終的には予測不能という結論になってしまいます。複雑系というシステム。市場というのは、天気や地震と同じような複雑系の体系になっているため、「均衡」という考え方は合わないというのが筆者の意見でした。そして今の経済学では「均衡」という考え方が基準になっていることが多く、実践には合わなくなっているのではという話でした。そして「効率的市場仮説」の考え方も「市場均衡」という考え方からきています。しかし、実際には「均衡」ではなく、「不均衡」という考え方をもとに市場を考えるべきではないのかという筆者の意見にとてもすっきりした気持ちになりました。この辺から、物理学の話になってしまい。なかなか理解が難しくなってきて、もしかすると、この本の内容の3割も理解できていないのかもしれませんが。わかった点としては、市場が不均衡であると考えた場合、本来は「べき分布」になるということです。投資信託やロボアドバイザー、ラップ口座、はたまたFPのポートフォリオのアドバイスといったものは、現代ポートフォリオ理論が基本にあり、その現代ポートフォリオ理論で用いられれる数値解析は「正規分布」が基本になっています。しかし市場は「正規分布」ではなく、「べき分布」であるという考えを中心に据えると、ポートフォリオ理論の根幹ともいえる「効率的フロンティア」は怪しいという話になってしまいます。もしかすると、ポートフォリオ理論は、数学的には正しくても、実践の株式市場などでは使えないということになってしまうかもしれない。これには、少し衝撃を受けました。今は、証券会社などの金融機関でもFPでも、みんな現代ポートフォリオ理論をもとに金融商品を設計し、アドバイスし、資産運用の話になれば当たり前のように現代ポートフォリオ理論を持ち出します。しかし、その考え方(現代ポートフォリオ理論)自体がすでに過去のもの(実際は通用しない可能性も見えてきた)になっているのかもしれない。個人的には、この本はヒットでした。もしかすると、今まで読んだベスト10に入るかもしれません。とても面白かったです。なにより、今までなんとなく感じていた「市場均衡」や「効率的市場仮説」に対する疑問や不満をすべてすっ飛ばしてくれて、新しい市場の見方、考え方を与えてくれたということに感謝です。

ポイント投資の『StockPoint for CONNECT』7月1日から1周年記念ガチャ始まる。

『StockPoint for CONNECT』って?『StockPoint for CONNECT』とは、Pontaポイントや永久不滅ポイントなどを使って、株式投資を疑似体験できるアプリです。さらに、大和証券のスマホ証券『CONNECT』と連携すると、『StockPoint for CONNECT』で投資している銘柄を、本物の株式に交換できるようにもなります。『StockPoint for CONNECT』の面白いところは、1ポイントからでも、お目当ての株式に投資できるところです。100ポイントしかなくても、10ポイントづつ10銘柄に分散して投資することもできるので、分散投資を学ぶのにも最適です。株式投資を疑似体験するのに、おすすめのサービスです。ポイントの範囲内で投資をするので、もし減ってしまっても、それほど痛手もありません。株式投資をやってみたいなと思っている人は、ぜひこのアプリを使ってみるといいと思います。株式の値動きによるリスクや不安を体験するのにとてもいい感じにできています。そしていつか、本格的な株式投資を始めてみてはいかがでしょうか?7月1日からのキャンペーンが楽しみ⁉今までもたまに行われていた、『株ガチャ』。この『株ガチャ』が、なにげに楽しい。1日1回だけど、たまに1株分のポイントが当たったりすると、なんかうれしくなります。ただのポイントではなく、1株だけど株主になったみたいな感じが、そう思わせるのかもしれないですね。毎日アプリを起動して、ガチャを引くのが習慣になりそうです。まだ未登録の人は、この機会に、登録してみるのもいいかもしれません。少額からでも、株式投資の面白さに触れられるといいなと思います。

少額投資の裾のが広がる?マネックス証券で単元未満株の取引手数料が無料に⁉

ワン株の買付手数料が無料になる!株式の購入は、通常単元株(100株)で購入することになります。つまり、株価1,000円の株式は、10万円で購入する必要があるわけです。一銘柄で数十万円もしたら、分散投資なんてできません。だから多くの個人投資家は、リスクを抑えるために、株式投資を個別銘柄ではなく、すでにパッケージング化されて売られている投資信託を利用しようと考えるわけです。しかし、実は証券会社によっては、単元未満からの株式購入ができるところもある。その一つが、マネックス証券です。単元未満株、つまり1株から株式が購入できるわけだから、数千円から、中には数百円で株主になることもできるので、とても魅力的なサービスになっています。ただ、単元未満株での株式購入は、単元株での株式購入に比べて、手数料が割高になりやすく、使いにくかった。そんな問題点を今回解決してきたのが、マネックス証券のワン株。もともと現物株の購入では買付手数料が無料のネット証券が増えてきましたが、単元未満株での手数料無料は珍しいです。実は、マネックス証券でなくても、単元未満株での株式売買で取引に係るコストを手数料としては取っていない証券会社があります。大和証券のコネクトやLINE証券などがそうですが、ただ、これらの証券会社は売買手数料と言う名目ではなく、買付価格自体を、ちょっと高めにして、実質的には手数料のような負担をさせているというところがあります。正直コストが見えにくくなっていて、投資初心者にとっては、不親切だなと思わなくもないところです。今回のマネックス証券の買付手数料無料は、そういうコストもなしに、手数料無料と言うことなので、少額投資家にとって期待のサービスとなるのかもしれません。

FPが実践した、楽天証券の口座のメリット、デメリット?

楽天証券のメリット?ネット証券と言えば、だいたいSBI証券か楽天証券から選ぶようになってきました。そのうち特に、楽天証券の場合のメリットってなんだろうと考えてみた。楽天証券の一番の特徴と言えば、貯まりやすいポイントとして有名な『楽天ポイント』が有効活用できるところです。楽天証券での楽天ポイントと言えば、楽天証券の口座で投資信託を保有していると、楽天ポイントがもらえる。また、貯まった楽天ポイントを投資信託を購入するのにも使える。さらに、楽天ポイントをつかって投資信託を購入すると、楽天市場で買い物をする時に付与される楽天ポイントが増えるサービスもやっている。楽天証券を使うメリットの多くは、楽天ポイントを活用するところにあるようです。楽天カードや楽天銀行など、他の楽天サービスを利用することで、より楽天証券口座を有効に使えるようになります。楽天ポイント以外の楽天証券のメリット?実際に、楽天証券を使ってみて、個人的にもっとも良く感じている部分は、保有資産の一覧や取引画面などの見やすさです。個人的に、見たい情報、知りたいことが、一目でわかるような画面構成になっています。ここが楽天証券の一番のメリットじゃないかと思えるぐらいです。はっきり言って、この部分の親切さは、SBI証券には全く見られないと感じるほどです。他には、投資信託の定期売却設定なども便利です。コツコツ積み立ててきた投資信託も、いつかは取り崩すときがくる。そんな時、この定期売却設定はありがたい。毎月自動的に、定額で売却もしくは定率で売却するなどの設定ができるため、計画的に受け取る、長く受け取る、などの考え方に合わせて受け取り方が変えられるところも便利そうです。定期売却が設定できれば、よく悪者扱いされている『毎月分配型』の投資信託なども購入する必要がなくなります。なぜなら、低コストなインデックスファンドを、設定次第で毎月分配型のように変えることもできちゃうからです。さらに、楽天銀行と組み合わせて使うことで、毎月定期的に銀行口座に入金できるようになり、さらに便利になります。ロボアドサービスもなかなか。楽天証券のロボアドサービス、『楽ラップ』。他のロボアドサービスと違った特徴として、投資信託で運用するところがあります。多くのロボアドサービスが、ETFという株式市場に上場し、株式と同じように取引できる投資信託(上場投資信託)を利用していることが多い。でも、ETFの場合、定期的に分配金が支払われるため、不必要な税金を支払うコストが発生します。でも、投資信託ならば、分配金の支払いをゼロにできるので、その分のコストがかからなくなります。しかも、投資信託だとどうしても「信託報酬手数料が高くなってしまうのでは?」と思われがちですが、意外にも投資信託の手数料も含めて、年率1%以下に抑えられるようになっています。この手数料率は、ロボアドサービスの中でも低い水準です。楽天証券のデメリット?楽天証券のデメリットと言えば、いつも使っていて思うところなのですが、システム障害がよく起きるなという印象があることです。特に、サイトがなかなか開かないときなどは、早く注文したいのにといった気持ちをいら立たせてくれたりします。しかし、別にデイトレードをしているわけでもなければ、その程度のことであれば、それほど大きな問題でもないので、気にせず利用することもできなくないです。他には、米国株のスクリーニングが使えない。他の証券会社のスクリーニング機能を使って調べるでもしないと、米国株銘柄は選ぶこともできないという、米国株取引には、難ありといったところも気になるところです。結論として、総体的に見れば、使いやすいネット証券だとは思っています。ただ、人によっては楽天証券だけでは完結できなさそうなので、やはり複数の証券会社に口座を開く必要があるのかなという印象です。一つの口座で完結という点では、SBI証券の方が有利なのかもしれませんが、保有資産の一覧や損益の状況などが確認できる画面の見やすさは、SBI証券をはるかに上回っているため、個人的には、おすすめできる証券会社だと思っています。

『億万長者だけが知っている教養としての数学世界一役に立つ数学的思考力の磨き方(ヒュー・バーカー)』

数学を学んで、億万長者?「数学を学べば億万長者になれなるのか?」と思うようなタイトルですが、やはり億万長者というのは、そんな簡単なことじゃなかった。結局、本書の中でも言っていましたが、「億万長者になるための最善の方法は、お金持ちの状態から始めること」なんだそうです。「なんだよ、支離滅裂じゃないか!」と言いたくなりますが、それが現実。そしてこの現実は、数学的にも説明できる。そして、数学が、この世の真理であることに疑いの余地はなく。つまりは、この世は、支離滅裂であることが、紛れもない現実ということになってしまうわけです。ただ、そうは言ってもお金持ちになれないわけじゃない。「お金とはなんなのか?」という疑問まで遡れば、お金を多く手に入れるための考え方は確かにある。それを数学的なアプローチから考えてみようというのが、この本です。お金持ちに近づくためには、数学を知ることが、とても役に立つスキルの一つであると、この本を読むとよくわかります。気になる投資と数学の関係?お金持ちに近づくための手段といえば、『投資』が挙げられます。本書で扱っている投資と数学の話は、いわゆる『現代ポートフォリオ理論』。すでに、現代ポートフォリオ理論の内容を知っている人からすれば、「何だそんなことか」と思ってしまう話かもしれません。現代ポートフォリオ理論で考えられている発想は、正直「なるほど」と思わされるものです。しかし、残念ながら現代ポートフォリオ理論を駆使して投資・運用しても、なかなかお金持ちの仲間入りをするのは難しいものです。現代ポートフォリオ理論というのは、所詮大金持ちになることを諦めた人の運用法であって。しかも、その運用法が一番あっている人というが、すでにお金持ちの人というもの。ちょっと真面目に投資をしている人ならば、誰でも気がつく話です。本当に、人よりも裕福なお金持ちになるための投資は、ボラティリティの高い方法、考え方で、ギャンブラーのように行動しなければならない。それが、本書を読んだことでよくわかりました。気になる知識として『ケリー基準』という話がありました。実際には、期待値とオッズから適正な掛け金を計算する方法として、数学的に考えられたものですが、その考え方をざっくりと言うとしたら。「これは行けると思うチャンスを見つけたら、そこにできるだけ大きくかける」というものです。まさにバフェットの投資法そのもののように感じます。本書の中では、バフェットは『ケリー基準』をつかって投資をしていると言っていました。結局、投資とギャンブル(投機)というのは、その本質は、ほとんど似ているということなのでしょうね。